さて、前回衝撃の女子寮への入寮を書いたのですが、
(記事はこちらから 女子寮物語①これは、廃墟ですか?)
ついに女子寮での生活が始まりました。
ただ、わたしは人と話すことが苦手な人間。
1人で過ごすことが好きな人間が、なぜ4年間女子寮で生活できたのか。
それについて少しずつ書きたいと思います。
まずは、私の暮らしていた女子寮についてざっくりと書きたいと思います。
女子寮での生活について
二人一部屋
前回も書いたのですが、部屋は二人で一部屋。
それにペアになる方は、別の学年で別の専攻の人と決められています。
なのでわたしも別の専攻の一つ上の先輩と最初一緒になりました。
毎年4月になると部屋替えがあります。
そのまま一緒の部屋で過ごすこともありますが、基本的には部屋を移動したりパートナーが変わったりします。
だいたい7畳くらいの部屋にベット、壁付本棚、机椅子、クローゼットが二つずつ。
田舎の家のような感じの佇まい。
本当に狭いので、基本的には机にむかって椅子に座っているかベッドの上で過ごします。
同じペアになった先輩は、幸いグイグイ話をしてきてガツガツしてるタイプの人ではなく、マイペースな感じであまりお互い干渉せずといったタイプだったので、そこまで気になることはありませんでした。
にぎやかなロビー
一階には、大きなロビーがありました。
椅子とテーブルが何個かあり、ちょっとした食堂のような感じの見た目。
大きなテレビもあり、そこで自分で作ったごはんを食べたり、みんなと話したりする集いの場所、といった感じ。
ロビーにつながった大きなキッチンもありました。
キッチンというか厨房?
昔は調理の人がいて夕食をだしてくれていたのかな?と思わせるくらいな広さのキッチン。
コンロもたくさん、シンクもたくさん、作業場もたくさん。
なので、全体で40人以上寮にはいて、それぞれが自分のご飯を作って食べていたのですが、
キッチンが狭くて困ったという記憶はありません。
作ったものを部屋で食べる人もいましたが、そのままロビーでみんなで食べることが多かったです。
ロビーには、テーブル席の隣にカーペットが敷いてあり
ボロボロのソファや低いテーブルがあるくつろげるコーナーもありました。
年代物なでっかい本棚に、歴代の先輩方の教科書が入っていたり、
古い漫画などなど盛りだくさん。
そして、古い建物なので、至る所で虫さんが散歩していました。
ボロボロのソファに座ってた先輩が、虫のお散歩を見つけて
「王蟲、森へおかえり~!」とナウシカごっこをしていた覚えがあります。
そして、お風呂についてなんですが、実はお風呂はありませんでした。
シャワーのみ。それに、銭湯のようにずらーりとシャワーが並んでいるところにみんな入ります。
銭湯の湯舟ないバージョン。
なんでみんな裸が恥ずかしい!なんていってられません。みんな裸の付き合いです笑。
なんで生活できてた?
さて、私の女子寮の同期でも15,6人いたので、みんなで集まって話したりすることは結構ありました。
みんなで集まって夜ご飯を食べたり、そのままロビーでしゃべったり、
それぞれの部屋に遊びに行って喋ったり遊んだりすることも多かったです。
もう本当にプライベート一切なし!といったかんじ。
私は一人の時間が好きで、他人と暮らすことにだいぶ不安がありました。
まあ貧乏なので一人暮らしができないという覚悟もあったかもしれませんが、
私は女子寮に住んでて嫌だなって思うことが少なかったと思います。
人と過ごすことがあまり苦ではなかったのです。
それは、女子寮に住んでいる人は、みんな「家族」という認識になっていたからかもしれません。
同じ屋根の下に住んでいて、プライベートなんてなし、
朝起きて夜寝るまで一緒になったらもはや認識は「家族」といるという感じ。
友達といるという感覚だったら、たぶんきつかったと思います。
一緒に衣食住ともにして、朝起きてぶっさいくな顔もみられて、シャワーもみんな一緒だし、だっさい部屋着もみられています(マシなもの着なさい)。
もうそうなったら「家族」感覚なんですよね;。
なので私は、喋ることもあまり抵抗感がでなかったですし輪にいることも嫌だなと思うことはなかったです。
中には、女子寮の生活が合わなくて早い段階で一人暮らしの選択をした人もいました。
女子寮をでても一度同じ屋根の下生活した仲なので、仲良く過ごしたりとしていました。
そんなこんなで、生活をしていたわけですが、入寮してからの一大イベントが私たちを待っていました・・
続きはまた今度~。